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配信メッセージ内のURLを外部ブラウザで開かせる方法

配信メッセージ内のURLを外部ブラウザで開かせる方法

LINE公式アカウントのメッセージに含まれるURLは、実はリンクごとに「LINE内ブラウザ」か「外部ブラウザ」で開くかを指定できるのをご存知ですか?

本記事では、その設定方法と活用のポイントをわかりやすく解説します。

メッセージ内のURLアクセス時に開くデフォルトのブラウザは?

メッセージ内のURLをタップした時に、LINEアプリ内ブラウザがデフォルトで開かれる仕様になっています。

LINEアプリ内ブラウザとは?

LINEのアプリ内専用のウェブブラウザです。

LINEアプリ内ブラウザを使うと、LINEアプリを閉じずにURLを開いてインターネット上のウェブアプリを閲覧することができます。

LINEアプリ内ブラウザを開いた後に、外部ブラウザで開き直すことも可能です。

LINEアプリ内ブラウザで開かせたいケースはどんなケース?

LINEアプリを開いたまま、スムーズにwebページの表示ができるのでLINE公式アカウントのトーク画面からの離脱を防ぎやすいことがメリットです。

お知らせやLPページなど、いますぐに確認/閲覧してもらいたいページの表示に適しています。 

ただし一方で、一部のJavaScript/Cookieや外部アプリ起動に制約があり、挙動が不安定になることがあります。

外部ブラウザとは?

Chrome、Safari、FirefoxなどのLINEアプリ外で開くウェブブラウザです。

外部ブラウザで開かせたいケースはどんなケース?

💡 外部アプリ連携が入るとき

PayPayの決済画面や、GoogleアカウントのID連携などの外部アプリを開く場合に適しています。

外部アプリ連携は外部アプリを開くWebページに戻るというフローである場合が多く、この画面遷移を実行する場合、LINEアプリ内ブラウザだと想定している動作が保証されないケースがあるので外部ブラウザで開くほうが安心です。

💡 アプリ起動を想定したURLを使うとき

iOSのUniversal Links(ユニバーサルリンク) や AndroidのApp Links (アップリンクス)のような、アプリを起動するためのURLは、Safari/Chromeなどの外部ブラウザなら起動できる一方で、LINEアプリ内ブラウザでは起動しない場合があります。


配信メッセージ内のURLを外部ブラウザで開かせる方法

配信メッセージ内のURLを外部ブラウザで開かせるには、
URLにパラメータ "openExternalBrowser=1" を追加したURLにアクセスしてもらうことで対応可能です。

外部ブラウザで開かせる書き方

🌐 通常リンクの場合

https://example.com

外部ブラウザで開かせる書き方

URLの最後に?で繋げて書く

https://example.com?openExternalBrowser=1

🌐 クエリ付きリンクの場合

https://example.com/?category=howto

外部ブラウザで開かせる書き方

既にクエリ付きリンクの場合は、&で繋げて書く

https://example.com/?category=howto&openExternalBrowser=1

🌐 ハッシュ(#)付きリンクの場合

https://example.com/page#section

外部ブラウザで開かせる書き方

ハッシュ付きリンクの場合は、#の順序に注意

https://example.com/page?openExternalBrowser=1#section

その他Q&A

Q. openExternalBrowser=1 を付けても外部で開かないことはある?

A. URL(ユニバーサルリンクやLIFF URLなど)やOSによっては想定している挙動になるとは限りません。主要端末でのテストの実施を推奨します。

Q. ユーザー側で既定ブラウザを変えられる?

A. iOSの一部設定で、トーク内リンクを既定ブラウザで開くようにできます。

【iPhone/iPad】トークルーム内のリンクをデフォルトのブラウザで開くには?

https://help.line.me/line/smartphone/sp?lang=ja&contentId=20023875

まとめ

URLに openExternalBrowser=1 を付与するだけで、配信メッセージ内のリンクを外部ブラウザで開くことができます。
ただし、すべてのリンクで使うのではなく、見た目や操作感が切り替わっても違和感の少ない導線にだけ設定するのがおすすめです。

ユーザー体験を損なわないように、必要に応じて上手に使い分けていきましょう。


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