【事例紹介】Poster導入事例から学ぶLINE運用の工夫ポイント
今回は、弊社のサービス「Poster」を導入した企業様の活用事例をいくつかご紹介します。
「LINE公式アカウントのツールって色々あるけど、具体的にどんなことができるの?」
「実際の企業ではどのような施策で利用されているの?」
など、拡張ツールの導入を考えている方におすすめの記事となっています。
この記事は、ポッドキャストでも配信しています
🎧移動中や、ながら聴きで情報収集したい方は、ぜひポッドキャストもご活用ください
#4 LINE公式アカウント運用の3つの実践パターン|Poster活用事例
目次
Posterとは?

Posterは、LINE公式アカウントの機能を大幅に拡張できるツールです。
QRコード、動的なリッチメニュー、セグメント配信、カスタムフォームなど、様々な機能を組み合わせることで、ユーザー一人ひとりに合わせたパーソナライズされたコミュニケーションを実現します。
【事例1】イベントでの活用:スタンプラリー事例
上五島デジタルスタンプラリー(五島産業汽船)

上五島の魅力的なポイントを巡り、全10スポットでQRコードを読み取ってスタンプを集める企画です。お申込みからスタンプラリー完了後の商品応募まで、全てPosterで完結している好例です。
🚩 申込から参加までの流れ
LINEのリッチメニューから、申込前・申込後・参加時で自動的に表示内容が切り替わるように設定されています。

ポイント
- カスタムフォームで氏名、年齢・性別、乗船日、乗船時間などを登録
- 登録内容はリッチメニューから確認可能(後からの変更は不可に設定)
- Poster管理画面で顧客データを一元管理
💡 スタンプラリー参加中の工夫
開始QRコードを読み込むとリッチメニューが切り替わり、スタンプラリーがスタート。
MAP部分をタップするとリッチメッセージが送信され、各スタンプラリーポイントの番号や名称をタップするとGoogleMapが起動する仕組みです。

オリジナルのスタンプカードとスタンプ画像を作成し、専用リーダーで各ポイントのQRコードを読み取ってスタンプをゲットします。
🏁 終了後のフォロー
終了QRコードを読み取ると、アンケートが自動送信され、集めたスタンプ数によってプレゼントする景品が変わります。
ポイント
- スタンプ5個〜10個集めた場合は、アンケートに答えて賞品抽選に参加可能
- 10個全て集めた場合は、賞品抽選とは別に、その場でくじ引きも可能
- リッチメニューは通常時のものに自動で切り替わる
参加者にとっては楽しい体験が最後まで続き、主催者は貴重なフィードバックとデータを得られる仕組みになっています。
事例の詳しい内容はこちら Posterで上五島を満喫☆スタンプラリー☆ お申込み~スタンプラリー完了後の商品応募まで、全てPosterで完結!上五島の魅力的なポイントをまわり、スタンプをゲットする企画を行いました。 この事例の資料請求はこちらまつやまお城フェスタ

松山城で開催された「まつやまお城フェスタ2024」では、アニメとのコラボレーションで松山城ゆかりの人物を学べるスタンプラリーを実施。こちらもスタンプラリー参加から終了後のアンケート・ルーレットまで、全てPosterで完結している事例です。
🔀 段階的に切り替わるリッチメニュー
リッチメニューは「期間前」「参加前」「参加中」「スタンプラリー終了後」で自動的に切り替わるように設定。
💃 体験型コンテンツが魅力
現地のキャラクターパネルのQRコードを読み取ると、声優のボイスメッセージが聴けたり、登場人物の名前をひらがなで送信すると、その人物の説明がメッセージで自動返信されるなど、歴史と遊び心を融合させた良い例です。

ポイント
- 現地のキャラクターパネルのQRコードを読み取ると、声優のボイスメッセージが聴ける
- スタンプの絵柄は松山城ゆかりの武将・加藤嘉明の家紋「蛇の目」を採用
- キーワード応答機能で、歴史上の人物名をひらがな入力すると豆知識が返ってくる
🏁 終了後のエンゲージメント
スタンプを全て集めると達成画面が表示され、アンケートへ誘導します。アンケート回答後はルーレットチャレンジに挑戦でき、当選すると景品をプレゼント。

ルーレットは当たる確率や当たり数上限も設定可能です。
事例の詳しい内容はこちら【事例2】長期的な関係作り:コミュニティパス事例

オリジナルの会員証システムとPosterのポイント機能を組み合わせ、ポイント管理と景品交換の仕組みを構築した事例です。
🧰 デジタル会員証とポイントシステムの融合
ビアバー・タップルーム・酒販店来店でビールや景品と交換できるオリジナルのポイント(KANPAI COIN 略してKPC)が貯まるデジタル会員証を提供。公式LINEアカウントに友だち登録するだけでデジタル会員証を取得でき、ポイントはビール無料クーポンやオリジナルグッズと交換可能できます。
🎁 景品交換システムの工夫
リッチメニューをタップすると専用のデジタル会員証&景品交換ページが表示されます。貯めたコインは景品と交換できます。

交換した景品は引換クーポンとして発行され、一覧画面で確認可能。店頭引換の場合は、お店でクーポン画面を提示して景品を受け取ります。
🌱 継続的な関わりを生む仕掛け
来店以外にもコインを獲得できる多彩な方法を用意
ポイント
- 【プロフィール登録】好きなビールの種類やよく行くエリアなどを登録。登録情報を元に近くの加盟店の情報をピンポイントで配信
- 【友だち紹介】紹介した方と紹介された方の両方にKPCを付与
- 【毎日のミニゲーム】公式LINE上で毎日挑戦できるミニゲームを提供。抽選でKPCが当たる
日常的に使うLINE上で、ゲーム感覚も取り入れながら、お店とお客さん、さらにはお客さん同士の繋がりも深める設計になっています。
事例の詳しい内容はこちら【事例3】業務効率化:披露宴での活用

結婚式の準備は、出欠確認やアレルギー情報の収集など、新郎新婦にとって大変な作業が多いもの。Posterを使ってこれらがLINE上でスマートに完結した事例です。
🤵♀️ 準備段階の効率化
初期メニューからプロフィール登録へ遷移し、出席可否の回答や出席者情報、アレルギーの有無などの情報を入力してもらいます。

ポイント
- LINE上で招待案内を送信
- プロフィール登録機能やアンケート機能で出欠とアレルギー情報を収集
- キーワード応答機能で、歴史上の人物名をひらがな入力すると豆知識が返ってくる
ゲスト自身に入力してもらうことで、集計の手間が減り、アレルギー情報などの重要事項も収集できます。
また、披露宴から参加する方と二次会から参加する方で経路を分け、リッチメニューの出し分けも実施。各ゲストに最適な情報を提供できます。
📩 メッセージ配信でタイムリーな情報提供

メッセージ配信は全2回配信し、1回目は全ユーザーを対象に、二次会の出欠を確認するアンケートフォーム付きメッセージを配信。
2回目は、式の前日にリマインドとして、参加者の気持ちを高めるメッセージや、挙式・披露宴・二次会の会場情報などを改めてお知らせ。
💰 コスト削減と体験向上を両立
この事例では、はがきの招待状や会場配布用パンフレットの印刷・配布の手間とコストを大幅に削減できています。
加えて、すべての情報がLINE上に集約されているため、ゲストにとっても分かりやすく、利便性が向上しています。
新郎新婦の負担軽減とゲスト体験の向上を同時に実現した、デジタルトランスフォーメーション(DX)の好例といえるでしょう。
事例の詳しい内容はこちらPosterが実現する「パーソナライゼーション」
今回ご紹介した事例では、PosterはLINE公式アカウントの拡張ツールという位置付けから、LINEという日常的なプラットフォーム上で個別最適化(パーソナライゼーション)を実現する強力なエンジンとしての役割を担っています。
QRコード、動的なリッチメニュー、セグメント配信、カスタムフォーム、外部連携などの様々な機能を組み合わせることで、画一的な情報発信ではなく、一人ひとりのユーザーの状況や興味に合わせた、きめ細やかなコミュニケーションやサービスの提供が可能になります。
まとめ
今回ご紹介した事例は、Posterの活用方法のほんの一部です。活用事例ページには、上記以外にも多様な業種・用途での導入事例が掲載されています。
今回取り上げた事例と類似した運用を検討されている場合は、各事例の担当パートナー企業様へ直接お問い合わせいただくか、弊社のサポートプラン専用フォームよりお問い合わせください。


