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LINEスタンプラリーの事例から見る、デジタル化で変わる“体験設計”

LINEスタンプラリーの事例から見る、デジタル化で変わる“体験設計”

最近、街で見かけるスタンプラリーは、紙の台紙を持ち歩くスタイルから、スマホを使ったデジタル版へと進化しています。中でも注目されているのが、LINEを活用したスタンプラリーです。

専用アプリのダウンロードが不要で、すでに9,800万人が使っているLINEだからこそ実現できる手軽さと、イベント後も続く関係構築が可能となります。本記事では、LINEスタンプラリーの5つのポイントを深掘りしていきます。

この記事は、ポッドキャストでも配信しています

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PosterCast

#8 なぜ今、LINEスタンプラリーが増えているのか?事例で解説

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ポイント① 参加者側の心理的ハードルが低い

観光地や商業施設で「専用アプリをダウンロードしてください」と言われたとき、どのように感じるでしょうか。

旅先で一時的に使うアプリのために、ダウンロードして会員登録まで済ませる必要があります。

この一連のステップは、想像以上に心理的なハードルが高いものです。
「あとでやろう」と思って、結局参加しない——そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

一方、冒頭でもお伝えした通り、LINEは日本で約9,800万人が利用する国民的なコミュニケーションツールです。総務省の調査によれば、60代の利用率も約7割に達しており、すでにスマホに入っているアプリを使うだけで参加できる手軽さは大きなアドバンテージとなります。

LINEであれば、QRコードを読み取って友だち追加するだけで参加することができ、紙の台紙を探して受け取り、カバンに入れて持ち歩く必要もありません。

スマホ一つで完結するこの手軽さが、参加率を高める理由の一つになっています。

ポイント② イベント後も接点が残る

紙のスタンプラリーは、イベントが終われば「それで終わり」というケースがほとんどです。台紙を回収し、景品を発送して完了——これが従来のスタイルでした。

しかし、LINEスタンプラリーでは、参加条件として公式アカウントの友だち追加を設定することが一般的です。つまり、イベント終了後も参加者との接点が残り続けることになります。

この「つながり」こそが、LINEスタンプラリーの戦略的な価値です。
新しいキャンペーンの案内、限定クーポンの配信、次回イベントへの誘導——イベントを一度きりで終わらせず、継続的な関係構築の入り口として活用することが可能となります。

実際に、LINE公式アカウント拡張ツール「Poster」のスタンプラリー機能を使った事例でも、参加から応募まで一連の体験がLINE上で完結しており、イベント後のリピート促進に成功しています。

関連ページ Posterの活用事例一覧 Posterを導入したさまざまな活用事例を紹介しています。

ポイント③ 運営側の作業負担を大幅削減

紙のスタンプラリーを運営する場合、準備段階から多くの手間とコストがかかります。

台紙の印刷、スタンプとインクの準備、各スポットへの配送と設置——これだけで相応の費用と労力が必要です。さらに、イベント終了後には回収した台紙やハガキを一枚一枚確認し、集計データをエクセルなどに手入力していく作業が待っています。

デジタルスタンプラリーでは、これらがほぼ自動化されます。

参加状況、スタンプ取得数、応募データなど、すべてがリアルタイムで管理画面に集約されます。主催者側は画面を見るだけで状況を把握でき、手作業による集計や入力の手間が一切不要となります。

これは単なる省力化ではなく、データが残ることで「改善可能な施策」となり、次回の設計に活かせる「資産」として蓄積されていきます。

ポイント④ 行動データを次の企画に活かせる

紙のスタンプラリーで把握できるデータは、「何人が参加して、何人が完走したか」という結果が中心です。しかし、デジタルスタンプラリーでは、より詳細な行動ログが記録されます。

どの年代の人が、どのスポットを、どういう順番で回ったのか——こうした行動の流れが可視化されることで、次回の企画設計に活かすことが可能となります。

例えば、商業施設で奥のエリアへの誘導を強化したい場合や、観光地で特定のルートを推奨したい場合、データを見ることで効果測定ができるようになります。

人気のないスポットがあれば、そこへの誘導方法を工夫したり、年齢層や地域など参加者の属性ごとに行動パターンを分析したりすることで、次のイベント企画やターゲット設定の精度を高めることができます。

ポイント⑤ 体験設計と不正対策を両立

体験設計

紙のスタンプラリーは「スタンプを押す」という行為が中心ですが、デジタルでは体験全体をデザインすることが可能です。

クイズに答えてからスタンプを獲得できる仕組みや、集めたスタンプ数に応じて抽選に参加できる機能など、ゲーム的な要素を盛り込むことで、参加者の満足度やエンゲージメントを高めることができます。

トーク画面にメニューボタンを配置し、スタンプカードへすぐにアクセスできるようにするなど、UIの工夫も可能です。

不正対策

一方で、デジタルならではの課題として「不正対策」があります。
QRコードを写真で撮影して自宅から参加する、といった不正行為をどう防ぐかは重要なポイントです。

対策としては、GPSやNFC(近距離無線通信)技術と組み合わせることで防止することが可能です。

GPSを組み合わせた場合は、QRコードの読み取りだけでなく、スマホが指定された場所にあるかをGPSで確認する二重チェックを行い、NFC(近距離無線通信)技術の場合は、交通系ICカードのように物理的な機器にスマホをかざさなければならない仕組みです。

Posterのスタンプラリー機能では、GPSでの不正対策はもちろん、NFCも運用ケースに合わせて利用することが可能です。

事例紹介

松山城スタンプラリー

まつやまお城フェスタ2024

ここで、Posterのスタンプラリー機能を活用した実際の事例をご紹介します。

松山市で開催された「まつやまお城フェスタ2024」では、松山城内に5つのキャラクターパネルを設置し、LINEスタンプラリーを実施しました。

参加者はQRコードで友だち登録を行い、スタンプカードはLINEのトーク画面上に表示されます。
各スポットで専用のQRコードを読み取ることでスタンプを集めていく仕組みです。

このイベントの特徴は、単にスタンプを集めるだけでなく、キャラクターボイスを楽しんだり、アンケート回答後にルーレット抽選への導線を組み込んだりと、参加者体験全体がデザインされている点にあります。

こうした設計があることで、参加者の満足度が向上するだけでなく、運営側もアンケートや抽選といった「次の接点」を自然に作ることができます。

単なる「スタンプ集め」ではなく、体験全体をデザインすることで、イベントの価値を最大化できるのです。

事例の詳しい内容はこちら まつやまお城フェスタ2024LINEスタンプラリー スタンプラリー参加~終了後のアンケート・ルーレットまで、全てPosterで完結!松山城で開催された「まつやまお城フェスタ2024」のLINEスタンプラリーでPosterを活用いただきました!

まとめ

イベントの先にある「つながり」を設計する

デジタルスタンプラリーは、単なる効率化ではなく、以下のような多面的な価値を持っています。

  • 参加の心理的ハードルを下げる
  • イベント後の関係を残す
  • 行動をデータとして活かす
  • 体験として設計できる

これらの要素が組み合わさることで、スタンプラリーは「単発のイベント」から「継続的な関係構築の入り口」へと進化します。

技術の進化と共に、イベントの形も変わってきています。

紙かデジタルか——その選択は、目的や参加者層によって異なりますが、「その先の接点」まで含めて設計する時代になってきているといえるでしょう。


Posterのスタンプラリー事例をもっと見る

実際にPosterを活用して成功したスタンプラリー事例を多数ご紹介しています。様々な業種・規模での活用例をご覧いただけますので、ぜひ参考にしてください。

関連ページ LINEでスタンプラリー Posterのスタンプラリー機能を使った実際の活用事例をご紹介

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