【解説】LINE APIとは？
LINE APIって何？
簡単に使える…？
この記事では、LINE APIについて解説します。
目次
そもそもAPIとは？
APIの説明の前に、APIと対になるGUIから説明します。
GUI
Graphic User Interface（グラフィックユーザーインターフェース）の略です。
「画面上に表示されるボタンをクリックする」等、画面を操作して特定の動作を実行する操作方法のことをGUIと言います。
API
APIは、
Application Programming InterFace（アプリケーションプログラミングインターフェース）の略です。
一般的には、webアプリケーション等で提供されている機能を、第三者が部分的に利用できるようにする仕組み（装置）と説明されることが多いですが、
より細かく言うと、その仕組みを使うための操作方法やルールのことをAPIと言います。
「決められた形式のデータをプログラムを通して送信」という操作をすることで、ボタンをクリックして操作するGUIと同様の結果を得ることが可能です。
APIとGUIの目的は一緒
APIもGUIも「特定の動作を実行して結果を得る」という目的は同じです。
ユーザーが操作しやすい操作方法がGUIであり、
プログラムを通して開発者が別サービスの機能を実行したりデータを取得しやすい操作方法がAPIです。
LINE APIとは？
LINEが提供しているプロダクトやサービスの一部機能が、LINE APIとして公開されています。
代表的なAPIを紹介します。
Messaging API
LINE公式アカウント上でのLINEユーザーとのコミュニケーションをより便利にするAPI
- 応答メッセージ送信
- プッシュメッセージ送信
- さまざまなデザインタイプのメッセージを送る
- ユーザーが送ったコンテンツを取得
- ユーザープロフィールを取得
- リッチメニュー設定
- ビーコン連携 etc..
① エンドユーザーが送信したメッセージは、LINEプラットフォームに届きます。
② LINEプラットフォームから、ボットサーバーのWebhook URLにメッセージ（Webhookイベント）が送信されます。
③ Webhookイベントに応じて、LINEプラットフォームに用意されているREST APIを利用して、ボットサーバーからエンドユーザーにメッセージを送信します。
引用：https://lineapiusecase.com/ja/api/msgapi.html
LINEログイン
- ① サービスからエンドユーザーに、LINEログイン用のページを送信します。
- ② エンドユーザーは、LINEを利用して認証と認可を行います。
この工程が終わると、サービスは、ユーザーを識別するためのアクセストークンをLINEプラットフォームから取得できるようになります。 - ③ LINEプラットフォームからアクセストークンを取得します。
引用：https://lineapiusecase.com/ja/api/login.html
LIFF / LINEミニアプリ
LINE Blockchain Developers
LINE Pay
LINE CLOVA
LINEが公開している開発者向けドキュメントはこちら
早速、LINE APIを使いたい ！
LINE APIを活用することで、様々な機能を追加することができます。
ただし、LINE APIはそれ単体で使うことはありません。
基本的には、Webアプリケーションに組み込んで使用するものであり、
ですので、
公開されているドキュメントを基に、
- どうやって使うか
- どのように使うか
- どうやってWebアプリケーションに組み込むか、そもそも組み込めるのか
を、全て自分で調べる必要があります。
なので、LINE APIを利用するには
- 専門知識と時間コストがかかる
- 開発が必要
- 開発会社に依頼するにも、開発費用が発生する
ことを理解しておく必要があります。
LINE APIを利用した開発事例
店舗・法人向けの順番待ち・整理券発券システム
店舗・法人向けの順番待ち・整理券発券システム × LINE matoca(マトカ)
出典: https://www.linebiz.com/jp/case-study/oenosato/
LINE上で動作する、整理券発券システムです。
LINEミニアプリで動作するので、別途アプリをダウンロードする必要がなく、利用ハードルが低いのがメリット。
また、サービス利用でLINE公式アカウントに自動で友だち追加されるため、友だち獲得コストも抑えられる。
参考ページ：LINEミニアプリと共に拡大する順番待ちソリューション（matoca｜マトカ、yoboca｜ヨボカ）の開発事例
LINEを使った移住相談Bot
青森県三沢市のLINE公式アカウント「みさわしつじ」
地方自治体の移住相談に、LINE公式アカウントが導入された事例です。
Messaging APIとAI技術を提供しているサービスを繋いで、LINE公式アカウントにAIチャットボットの機能を追加して提供している。
すでに多くの方が利用しているLINEのインターフェース上で行えるので、気軽にメッセージのやりとりが可能なのがメリット。
参考：https://lineapiusecase.com/ja/technicalcase/heptagon.html
Poster
LINE Messaging APIとLIFFを利用したLINE公式アカウント運用サポートツール「Poster」
Posterと連携するだけで、開発不要で簡単にLINE公式アカウントに様々な機能を追加できるのがメリット。
タブ切り替えリッチメニューやセグメント配信、配信メッセージの効果測定も無料で利用できる。
Poster Posterの機能紹介LINE API Use Case
LINE社は、LINE APIに関しての技術情報やユースケース、開発事例などの情報を提供する専用サイト「LINE API Use Case」を公開しています。
同サイトでは、各APIの技術情報だけでなく、デモアプリケーションのサンプルソースコードも公開されています。
また、開発者だけでなく、企画者にもわかりやすいようにLINE APIのユースケースがイラスト入りで解説されています。
終わりに
LINE APIがどんなものか理解は深まりましたか？
LINEに限らず、APIが公開されているWebアプリケーションは多数あるので、
理解を深めて、APIをたくさん活用しましょう。
LINE APIを使用しているLINE公式アカウント運用サポートツールなら Poster PosterもAPIあります Poster Developer Document
