【LINE運用】セグメント配信は本当に必要?
マーケティングを行う上で欠かせない “セグメント配信” 皆さんはどのぐらい活用していますか?
“セグメント”という言葉は主にマーケティング業界で使われていて、一般には
「市場や顧客を何らかの基準をもとに同じグループに分類すること」
を指します。
例えば、「ペットを飼っている人」「車を持っている人」「年齢が30代の人」などです。
商品やサービスを提供する場合、大抵の商品は「ターゲット層」というものが決まっています。
そのため、PRを行う場合にも予め決まっているターゲット層に刺さるよう広告の表示先をセグメンテーションする事が望ましいとされています。
目次
LINE公式アカウントでも「セグメント配信」は必要?
セグメント ≒ グループ分けの理屈は理解できるとしても、LINE公式アカウントの友だちに対してセグメント配信をする必要性が感じられないという方もいると思います。
なぜなら、LINE公式アカウントの場合はそのアカウントをフォローしている(友だちになっている)という時点で「既に自分のアカウントに興味を持ってくれている人」というグループに属しているからです。
自分のアカウントに興味を持っている人には平等にメッセージを送る方が効果が高く感じますよね。
友だちの中でも好みや個性はいろいろ
そこで、実際の友だちに当てはめてみると分かりやすいと思います。
中学からの付き合いのAさんと、職場で仲良くなったBさん、あるライブがきっかけで仲良くなったCさん。
この3人は全員自分の友達ではありますが、好みはバラバラですし、話す内容も同じではありません。小さい頃育った地元の話はAさん、仕事や職場の話はBさん、ライブの計画はCさんというように、相手に合わせて話す内容は異なります。
配信メッセージのセグメント機能は、これと似たような役割をしています。
セグメント配信が必要な時
LINE公式アカウントの友だちに対して、セグメント配信が必要なケースは主に以下の場合です。
- 幅広い年齢層・ジャンルの人が利用するサービスを提供している場合
- 提供商品・サービスが複数ジャンルある場合
- 友だち数が多く、頻繁に配信するような運用をしている場合
幅広い年齢層・ジャンルの人が利用するサービスを提供している場合
ユーザーの年齢層が20代〜60代と幅広い場合や、趣味嗜好が異なる人が多い場合など、ユーザーの中でもグループ化がしやすい場合には、セグメント配信は効果的です。
例えば、ユーザーのうち「50代の車を持っている男性」と「30代で子育てしている女性」などにグループ分けすることができます。
提供商品・サービスが複数ジャンルある場合
提供する側の商品・サービスの種類が多い場合にもセグメント配信は適しています。
例えば、事前に好きなジャンルの商品を聞いておくことで、後からその好みに合わせた商品の新着情報を配信するといったことが可能です。
例)「お酒が好き」と答えた人には、新入荷の銘柄の告知など
友だちの人数が多く、頻繁にメッセージを配信している場合
友だち数が多く、かつ毎月の配信数も多い場合は配信料金が高くなります。また配信したメッセージもユーザー全員が見てくれるわけではなく、一定数は見ていない場合がほとんどです。
そうなると、配信料金は高くなるものの効果が上がりづらいという現象が起きてしまいます。
そういった場合にも、セグメント配信を行うことで「一定期間アクティブなユーザー」のみを絞り込み反応が見込めるユーザーのみに訴求することが可能です。
セグメント配信の必要がない時
公式アカウントの友だちに対して、セグメント配信を行う必要がないケースももちろんあります。
- 告知・緊急通知など全員に知らせるべき情報
- 好みに左右されない情報
- メンバーシップなど会員内でのみ交流するようなサービスの場合
セグメント配信が必要ない場合は、主に好みに左右されない情報や全員に知らせるべき情報を配信する場合です。
例えば「年末年始の営業についてのお知らせ」「友だち全員使えるクーポンの配布」などです。
または、会員制のようなサービスとして利用している場合などではセグメント配信を行う必要はないと思います。
セグメント配信=機会損失ではない
セグメント配信に対して否定的な印象を持っている方もいて、セグメント配信することで送信先の数が減ってしまうため、機会損失になると思っている方もいます。
確かに、母数が多ければ多いほど効果が上がると考えれば、セグメント配信は効果がないと思えます。
ただ一概にそう言い切れないのは、セグメント配信の目的は友だちの好みに合わせたメッセージを配信するための手法だからです。
好みに左右されない情報に関しては一律で通知することが好ましいですが、例えば子育て世代におすすめの商品情報を独身の人に届けられても響きませんし、ニーズに合わない情報が続くと「最初に思っていた感じと違うかも」と思われてブロックされてしまうかも知れません。
友だち数は関係ない
セグメント配信は、友だちの数が少ないアカウントには関係ないと思っている方も多いと思います。
確かに1万人を超えてくると、友だちになっただけでメッセージはほとんど見ていないというユーザーも多いため、アクティブな友だちだけに配信して配信費用を節約するといった方法もあります。
しかし、友だち数が少ないからセグメント配信をする必要がないかというと、そうでもありません。
前述したように年齢層やライフスタイル、また提供サービスに対して求めるものは人それぞれです。
少ない友だちでも、その友だちのニーズに合わせた配信を行うことでユーザーの離脱を防止することができます。
Poster導入で適切にセグメント配信
Posterでは、ユーザーから取得した様々な情報を用いて細かな条件でセグメント配信が可能です。
ユーザーから情報を取得する方法もいくつかあり、代表的なものはユーザー自身に直接入力してもらう「プロフィール登録画面」を活用する方法です。
プロフィール登録画面
PosterではLINE公式アカウント上に「プロフィール登録画面」というフォームを表示させることができます。このフォームには、性別・誕生日・住所などの基本的な項目の他にオリジナルの質問項目を追加することができます。
プロフィール登録画面に入力してもらった情報を、メッセージ配信時にセグメント条件として利用します。
その他セグメント配信に使用できる情報としては、以下のようなものがあります。
- ユーザーのアクティブ状態
- メッセージの既読/未読/リンククリック
- 友だち登録経路
- Posterクーポンの使用状況
- アンケートの回答有無
- スタンプラリー参加状況
- トラッキングスクリプトを利用したコンバージョン
- ポイント利用状況
Posterをご利用いただいているLINE公式アカウントの中には、「ユーザーのアクティブ状態」や「メッセージの既読/未読」の情報を活用することで毎月の配信数をうまく節約し、最大90%のコストカットに成功したアカウントもあります。
アクティブ状態の定義についてはマニュアルページをご参考下さい。
Posterマニュアル 設定可能なセグメント一覧リッチメニューもセグメント分け
Posterは、配信するメッセージだけではなくLINEのトーク画面下に表示されるメニュー(リッチメニュー)もセグメンテーションできます。
プロフィール登録画面内の質問に対する回答や、タグなどメッセージに対するセグメントで使用する条件でリッチメニューを出し分けることが可能です。
リッチメニューの出し分けについては以下ページも合わせてご参考下さい。
Posterマニュアル オリジナル属性でリッチメニューを出し分ける Posterマニュアル セグメント一括操作でリッチメニューを切り替えるまとめ
「友だち追加」はゴールじゃない
LINE公式アカウントの運用を始めたばかりの時は、まずは友だちを増やすことが第一目標です。
ある程度友だちが増えたら、ユーザーが離れないようファン化または優良顧客へと育てていくためにもセグメント配信の活用が欠かせません。
Posterでは、提供するほとんどの機能がセグメント配信に利用でき、条件の組み合わせ次第で細かな指定が可能です。
Posterのセグメント配信機能は無料でも利用できるので、ぜひフリープランで一度お試しいただければと思います。
サポートプランもおすすめ
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