ターゲット指定データ(JSON)の作成方法

メッセージ送信API を使用してメッセージ配信登録を行う際に配信対象者を指定するためにはJSONで対象者の条件を指定する必要があります。
メッセージ作成画面で配信対象者を設定して保存する事で生成されたJSONを確認する事も可能です。

画面操作によるターゲット（セグメント配信対象者）指定方法は「セグメント設定の方法 」をご覧下さい。

基本的な設定

基本的な設定は画面上のUIでも作成可能ですが、ターゲット指定データを作成する場合は指定したい項目全てを含む必要があります。

ターゲットJSONの基本フォーマット

作成するJSONデータに以下の必要な項目をプロパティとして設定します。

{
    "follow_date":[
        // 友だち登録日の範囲を指定
    ],
    "channel":[
        // 友だち登録経路IDを配列で指定（最大10）
    ],
    "profile":{
        // プロフィールによる抽出条件
    },
    "property":[
        // オブジェクトの配列（最大20）
        {
            // オリジナル属性による抽出条件
        },
    ],
    "coupon":{
        // クーポンによる抽出条件
    },
    "message":[
        // 過去のメッセージによる抽出条件を配列で10個まで設定可能
    ],
    "unreaded":{
        // 連続した未読期間による抽出条件
    },
    "active":{
        //アクティブ期間による抽出条件
    },
    "visit":{
        //来店日による抽出条件
    },
    "tags":{
        //タグ情報による抽出条件
    },
    "max_users":{
        //ランダムに抽出
    }
}

友だち登録日による抽出設定

// 2019年4月に登録した友だちのみに送る場合
{
    "follow_date":{
        "from": "2019-04-01",
        "to": "2019-04-30"
    }
}
// 2019年4月以降に登録した友だちのみに送る場合
{
    "follow_date":{
        "from": "2019-04-01"
    }
}

友だち登録経路による抽出設定

{
    "channel":[1111111111,2222222222,3333333333]
}

プロフィール情報による抽出設定

{
    "profile":{
       "id":[
           //id[4]の友だちに限定
           4
        ],
        // 20才から40才までの友だちに限定
        "age":{
            "from":20,
            "to":40
        },
        // 1月、2月、3月生まれの友だちに限定
        "birth_month":[
            1,2,3
        ],
        // 男性に限定
        "sex":1,
        // 郵便番号で対象者を指定
        "zip_cd":[
            "1112222","1113333"
        ],
        // 東京都、または神奈川県在中の友だちに限定
        "prefecture":[
            13,14
        ],
        // 都道府県と性別は未登録の友だちも含める
        "nullable":[
            "sex",
            "prefecture"
        ],
        // LINEログインやwebhookを通して取得したユーザーIDで指定（最大10,000）
        "userId":[
            "data1", "data2"
        ],
        //メッセージ配信時にリンクから取得したトラッキングIDで指定（最大10,000）
        "trackingId":[
            1, 2
        ]
    }
}

オリジナル属性による抽出設定

ターゲットJSONデータを直接作成する事で、異なる属性のOR指定が可能となります。

下記のプロパティを含むオブジェクトを作成して配列に追加します。
複数の配列を追加した場合はそれぞれのオブジェクトの条件を全て満たす友だちが抽出されます（AND検索）。

AND検索の場合

// ID[1]の属性が「yes」または未回答、且つ、ID[2]の属性が「answer_1」または「answer_2」の友達
{
    "property":[
        {
            "id": 1,
            "values": ["yes"],
            "nullable":true
        },
        {
            "id": 2,
            "values": ["answer_1","answer_2"]
        }
    ]
}
// ID[2]の属性に対して「answer_1」と「answer_2」両方にチェックを入れた友だち
{
    "property":[
        {
            "id": 2,
            "values": ["answer_1"]
        },
        {
            "id": 2,
            "values": ["answer_2"]
        }
    ]
}

異なる属性間でのOR検索を指定する場合は下記のプロパティを含むオブジェクトを作成して配列に追加します。

OR検索の場合

// ID[1]の属性が「yes」、またはID[2]の属性が「answer_1」、またはID[2]の属性が「answer_2」の友だち
{
    "property":[
        {
            "type": "or",
            "properties": [
                {
                    "id": 1,
                    "values": ["yes"]
                },
                {
                    "id": 2,
                    "values": ["answer_1","answer_2"]
                }
            ]
        }
    ]
}

// 「タグAが付与されていて」 且つ 「タグBが付与されていない」 友だちに配信
{
    "tags":[
        {
            "name": ["タグA"]
        },
        {
            "name": ["タグB"],
            "exclusion": true
        }
    ]
}

Posterクーポンによる抽出設定

ターゲットJSONデータを直接作成する事で複数のPosterクーポンの利用状況を条件に配信対象の抽出が行えます。

// ID[1]のクーポンを2019年4月30日までに使用済みで、且つ、
// ID[2]のクーポンを2019年4月30日までに獲得して現時点で未使用の友だち
{
  "coupon": {
    "type": "and",
    "properties":[
      {
        "id": 1,
        "type": "use",
        "period": {
          "to": "2019-04-30"
        }
      },
      {
        "id": 2,
        "type": "unused",
        "period": {
          "to": "2019-04-30"
        }
      }
    ]
  }
}

過去のメッセージによる抽出設定

過去に配信したメッセージの既読やリンククリックの測定情報を条件に配信対象者の抽出が行えます。

一定期間未読の友だちを配信対象から除外

下記のプロパティを追加すると、指定した期間一度もメッセージの既読判定がされていない友だちを配信対象から除外します。

指定期間より後に登録された友だちや、指定期間にメッセージが配信されていない友だちは除外されません。

// 過去31日の間に一度もメッセージの既読判定されていな友だちを配信対象から除外する
{
    "unreaded":{
            "flag": true,
            "days": 31
        }
}

指定したメッセージに対する行動履歴で抽出

// message_id[1]を既読、または
// message_id[2]を受信（配信済み）、または
// message_id[3]のリンク（1または2または3のどれか）をクリックした友だち
{
  "message":[
    {
      "type": "or",
      "messages": [
        {
          "message_type": "readed",
          "message_id": 1
        },
        {
          "message_type": "delivery",
          "message_id": 2
        },
        {
          "message_type": "clicked",
          "message_id": 3,
          "link_id": [1,2,3]
        }
      ]
    }
  ]
}

// message_id[3]が配信エラーになった友だち
{
  "message":[
    {
      "message_type": "error",
      "message_id": 3
    }
  ]
}

一定期間アクティブな友だちを指定

下記のプロパティを追加すると、指定した期間アクティブな友だち（）を条件に配信対象の抽出が行えます。

// 過去90日の間にアクティブな友だち
{
    "active":{
            "days": 90
        }
}

来店日による抽出設定

LINE Simple Beaconを使った来店計測（）やQRコードなどで記録した来店履歴を使用して配信対象者の抽出が行えます。

// 2019年4月に来店した友だちのみに送る場合
{
    "visit": {
        "from": "2019-04-01",
        "to": "2019-04-30",
        "branches": [1111111111,2222222222]
    }
}

// 2019年4月に登録した友だちのみに送らない場合
{
    "visit": {
        "from": "2019-04-01",
        "to": "2019-04-30",
        "exclusion": true
    }
}

タグによる抽出設定

タグ情報を条件に配信対象の抽出が行えます。

下記のタグいずれかを含むオブジェクトを作成して配列に追加します。
複数の配列を追加した場合はそれぞれのオブジェクトの条件を全て満たす友だちが抽出されます（AND検索）。

OR検索の場合

//タグID「4」または「5」を持つ友だちを指定
{
    "tags": [
        {
            "id": [
                4,5
            ]
        }
    ]
}

AND検索の場合

//タグID「4」且つ「5」を持つ友だちを指定
{
    "tags": [
        {
            "id": [
                4
            ]
        },
        {
            "id": [
                5
            ]
        }
    ]
}

ORとANDの組み合わせ指定も可能です。

// タグID「4」「5」「6」のいずれかを持ち
//且つ タグID「7」「8」いずれかを持つ友だち
{
    "tags": [
        {
            "id": [
                4,5,6
            ]
        },
        {
            "id": [
                7,8
            ]
        }
    ]
}

指定タグを除外する場合

// タグID「4」「5」のいずれかを持つ友だちを配信対象者から除外
{
    "tags": [
        {
            "id": [
                4,5
            ],
            "exclusion": true
        }
    ]
}

抽出人数の上限設定

指定した人数をランダムで抽出することができます。

// 最大20人を配信対象者としてランダムに指定
{
    "max_users": {
        "amount": 20
    }
}